衛生上の注意!マレーシアの現地の人が食に関して実践していること
マレーシアのローカルフードコートは、残念ながら、日本と同じような衛生環境が整っていると言うわけにはいきません。
また、ローカルスーパーや市場で売られているものも、絶対に衛生的な状態で売られていると言い切れるわけではありません(それがどんなにおしゃれなスーパーだったとしても)。
そのことをローカルは理解しているので、おなかを壊したり病気になったりしないように自分たちで対策を立てています。
今回はそんなローカルから学んだ対策方法について、いくつかご紹介します!!
フォークとスプーンは食べる前にきちんと拭く
多くのローカルが行っていることです。マレーシアでご飯を食べる時に主に使うのはフォークとスプーンです。
右手でスプーン、左手でフォークを持ち、スプーンをナイフ兼スプーンのように使って食事をします。また麺類のお店では箸を出していることもあります。
多くの飲食店ではテーブルの真ん中にフォークとスプーンが置かれています。
ローカルはそこからフォークとスプーンを取り、同じくテーブルに置かれている紙ナフキンを使って、フォークやスプーンを拭いてから食事を始めます。
どうしてなのか理由を聞いたところ「きれいに洗われているとは限らないから」という返事が返ってきました。
フォークやスプーンが衛生的な状態とは言い切れないので、自分が口に入れる場所は自己責任できちんと拭いて食べるようにしているのだそうです。
缶類を飲む前には缶の飲み口をきれいに
これは、マレーシアに来たばかりの時に筆者がはじめに教わったことです。
缶ジュースを購入し飲もうとした時にいきなりティッシュを渡され真面目な表情で「飲み口を拭きなさい!」と言われました。
驚いて理由を尋ねたところ、こちらも「清潔とは言えないから」という答えが返ってきました。
これは、フードコートで飲む飲み物の話だけではありません。
普段スーパーなどのお店で売られている缶類に当てはまります。
例えば、マレーシアでビールやジュースの缶を買ってホテルや自宅で飲む場合、ビールの口を開ける前にきれいに飲み口を洗い流す必要があります。
筆者も、缶類を買って来た場合、すべての缶をまずきれいに洗うようにしています。
外出先で缶類の飲み物を飲む場合、水で洗い流すのが不可能なことがありますが、その時はティッシュなどを使って飲み口を拭くようにします。
これだけでも汚れは落ちますので効果があります(ティッシュやウエットティッシュを持ち歩くようにすることをおすすめします)。
肉まんの皮を剥いで食べる!
日本ではコンビニなどで肉まんやあんまんが売られ、特に冬になると人気の食べ物です。
マレーシアでも肉まんなど「パオ(もしくはバオ)」という名前で親しまれていてお店で食べる機会が多いのですが、日本とは違う食べ方が…ローカルは肉まんの皮を剥いて食べるんです。
ローカルによると「皮を剥いで食べるのが常識」なのだそうです。
落とした商品(しかも食べ物)をそのまま売っていることにも驚きですが、それを承知の上で皮を剥いで平然と食べているローカルにも驚きました。
その後いろいろなローカルの行動を注意深く見ていましたが、やはり多くのローカルは肉まんを食べる時には皮を剥いで食べていました。
自分で自分の健康を守ろう!
日本だと信じられないような話ですが、発展途上国ではまだ衛生状態が徹底されていないことも多いので、自分で気をつける必要があります。
衛生面に関しても日本の常識がマレーシアの常識とは限りませんので、ローカルがいろいろな情報を教えてくれることが本当に助けになっています。
そんなローカルのちょっとした知恵が、私たちの健康を守ってくれることにつながります。
私たちも発展途上国で生活している以上、現実を知りそれをある程度受け入れる必要があります。その上で健康を保つためにどのような対策をしていくか自分で決定する必要があります。
yazu
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