マレーシア就職で英語は上達するのか?
マレーシアが他のアジアの国に比べて住みやすいと考えらえる要因の一つは、基本的にはマレーシアに住んでいる多くの人が英語が話せるということです。
そのため、英語を勉強するために敢えてマレーシアに語学留学をするという人も増えています。物価など他の要因もあると思いますが、首都クアラルンプールに多数ある語学学校に多くの外国人が語学を勉強しに来ています。
また、マレーシア就職をする人も、仕事をしながら英語力を伸ばしたい、というモチベーションがある人も少なくありません。
語学留学にせよ、仕事をしながら英語力を上げたいという場合にせよ、つまるところ本人次第、という当たり前の話はさせておき、実際仕事をしながら語学力は向上するのか、しやすい環境にあるのか、について今回は考えていきます。
英語力を上げる、という点においてマレーシアに住むことの良い点、また、気になる点を紹介していきます。
目次
英語力向上に関するマレーシアの良い点
英語が一般的に使われる社会
今更ですが、マレーシアで生活していると目に入ってくる情報、耳から入ってくる情報の9割以上が英語になります。
必然的に英語に触れる機会は増えますし、英語力のレベルはさておき、ほとんどの人が英語を話せます。地方に行くとちょっと変わりますが、クアラルンプール付近で言うとほぼほぼ英語を話せる人ばかりです。
英語力を向上させるためには、インプット以上にアウトプットが大事になってくるので、そのアウトプットの対象はマレーシアに住んでいる限り困ることはないはずです。
現地の友人や同僚と積極的にコミュニケーションを図ったり、自身の意識次第で英語力を伸ばせる環境にすることは可能です。
小さいミスを気にしない
語学を習得する際、アウトプットを意識的に増やそうと思っても、自分がしてしまう文法などのミスは気になりますよね?
ミスをする前からミスに臆病になってしまう人もいるかもしれませんが、マレーシアの人達の良いところはミスを気にしません。というより、完璧な英語を話せる人が実は多くは無いと考えています。
ある程度英語が話せるけども厳密にいうと文法が間違ってたり、、、ということは良くあります。
そういう意味で、あんまり小さいことを気にせずに覚えたことをどんどん臆せずにトライできる環境があります。
親日国マレーシア
過去の戦争の話などを言う人がごく稀にいますが、多くのマレーシア人が親日的です。こっちが一生懸命関わろうとすれば、心を開いてくれる現地の人が多いのではないでしょうか。
こっちが一生懸命伝えようとすれば、多少うまくいってないなーと思っても、なんだかんだで優しくしてくれる人が多いのも特徴かもしれません。
理解力が凄いマレーシア人
マレーシア人の凄いところは、おそらく多言語文化であることも関係していると思いますが、相手の言いたいことを読み取る力に長けていることです。
日系の会社に行くと、英語が全然できない日本人もいたりするのにもかかわらず、現地の人は的確に英語がまるでできていない人達の言いたいことを上手に読み取ります。
そのようなスキルがある人達と話すことで、自分がうまく英語でコミュニケーションをとれている、という自信にもつながりやすいのではないでしょうか。
他人に対してオープン
日本人って他人に対しての関り方が上手じゃないと思います。少なくてもマレーシア人と比べると。
誰かわからない人でも関わるのはマレーシア人は嫌がらない傾向があると思います。
例えばですが、私はフットサルをやるのですが、知らないチームにいきなり入れてって言っても、大体のチームがその場で入れてくれます。嫌そうな感じを受けることはほとんどありません。この辺は日本人と比較してもとても柔軟性があると考えています。
自分の行動次第で現地のネットワークをどんどんつくって英語でコミュニケーションをとる友人を増やすことは決して難しくありません。
難点を敢えて挙げるならば
理解力があり過ぎる
マレーシア人の理解能力の高さのせいで、英語が適当でも通じてしまう、という点は挙げられるかもしれません。
文法が間違ってるし、英語としての完成度が低かったとしても、なんとなく以心伝心で伝わってしまうので、自分で気を付けていかないと他の国では通じない!なんて現象が起こりうると思います。
語彙力が限られている
イギリスやアメリカに住む場合と比べて(当然と言えば当然なのかもしれませんが)、語彙力はそれほどありません。
私もマレーシアに住んでいてイギリス人と関わっているのでその点はどうにかなっていますが、マレーシア人と話しているだけでは語彙力は伸びないかもしれません。
意図的にインプットをして語彙力を伸ばそうという意識が無ければ、限られた単語レベルでどうにかなってしまう分、アメリカやイギリスにいる場合と比べるとこの点においては限定的になるかもしれません。
そもそも間違っている時がある
私が一番気になっているマレーシア人(特に華僑)の間違った英語のlast timeで、前は、、、みたいに使っているんですが、last timeはそのようには使いません。
20年前はこうだったんだよねー、っていう時にもlast timeを使ったりします・・・。
気になるけど、みんなそう使っているので放置しておいていますが、このように間違った使い方が当たり前になっている英文法が一部マレーシアでは存在しています。
英語力の向上にマレーシアはどうなのか?
私の考えを言えば、例えば本気で通訳になりたい!とか国連で働きたい!というレベルを求めているわけでなければ、マレーシアで英語力を伸ばすということは全然アリだと思いますし、できる国だと考えています。
特にあまり英語力がない人がを伸ばす、という感じにピッタリではないでしょうか。
実際にはアメリカやイギリスで通用するか、というとしない可能性もあると思いますが、アジアで使えるレベルにはなると思いますし、そのための自信も付くと思います。
マレーシア就職で自分のキャリアの事も考えつつ、英語力を伸ばすことができる環境にいられる、というのは一石二鳥でそれをコスパ良くやれる国と考えると非常に魅力がある就職先・移住先ではないでしょうか。
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