マレーシアで果物の王様といえばドリアン!では女王は??旅行できた際には絶対食べて帰るべき!
多くのマレーシア人はドリアンが大好きです。
ドリアンのシーズンになるとどことなくみんなウキウキし「今年のドリアンの味はどうだ」とか「今年のドリアンの値段はどうか」とかいった話題で盛り上がります。
ドリアンの産地として有名なベントンには「ドリアンツアー」と称するバスツアーが企画され、ドリアンを食べにくる人が観光バスで押し寄せるほどです。
その時期になると小さな町ベントンは多くの人で溢れかえり、大変な人混みになります。
ダイナミックな外見と味、そして匂い!
それくらいマレーシア人に人気のドリアンは「果物の王様」と言われています。トゲトゲの硬い外見に覆われていて見た目もとてもダイナミックです。
中を開ける前からものすごい強烈な匂いがします。
ドリアンの匂いに慣れていない人はその匂いのことを「たまねぎの腐ったような匂い」とか「生ゴミが腐った匂い」「一日中履いた靴下の匂い」などと表現しています。
どれもあまり嗅ぎたくない匂いですが……。
それほどに初めてドリアンの匂いを嗅いだ時の印象が強烈ということです。
中を開けると、プクッとしたドリアンの実が入っています。そして、食べるととても柔らかい独特の食感がします。この食感のことを現地の人は「クリーミーな食感」だと表現しています。
どこをとっても他の果物には無い特徴をドリアンが備えていることがわかります。
ドリアンは3回食べると好きになるって本当?
多くの人は、「ドリアンの匂いは最低だけど味はとても美味しい」と言いますが、私は個人的にその考えには賛成しません。味もそこそこ強烈で独特の味がします。
この独特の味をなんと表現したらいいのか…これは食べないことには伝わりません。
そしてドリアンを一口食べてあきらめてしまう人もいます。
それほどに強烈なドリアンの味ですが、一度食べて「美味しく無い!」と思った人も、諦めないでください!実はドリアンは「3回食べると好きになる」と言われているんです。
はじめ美味しく無いと思っていても、少しずつ匂いや味に慣れてきて、最終的には「ん?美味しいかも?」という結果になります。
「ドリアンの匂いは最低だけど、味はとても美味しい」というわけではなく「ドリアンの味や匂いに少しずつ慣れてきて、いつの間にかドリアンの味を美味しいと思ってしまっていた」といった具合に、私たちの感じ方が少しずつ変わっていくのだと思います。
実際私を始めマレーシアに住んでいる多くの日本人は、初めてドリアンを食べた時好きだと思えませんでした。それでも諦めずに食べ続けるうちに「本当に美味しい」と心から思えるようになっていったのです。
マレーシアの果物のクイーンは?
マレーシアで果物の女王と言われているのは、マンゴスチンです。マレーシアの果物の王様はとてもダイナミックで独特な個性を持っているのですが、マレーシアのクイーンは一体どうなのでしょうか?
マンゴスチンはドリアンとほぼ同じ時期に出回るフルーツで、ドリアンと比べ、強烈な匂いもなく、甘くてあっさりとしています。形も丸くてとても可愛らしいのが特徴です。
そして「好きな人と嫌いな人にはっきり分かれがちなドリアン」に比べ「だいたい誰でも好き」なのがマンゴスチンです。
ドリアンとマンゴスチンの相性って?
どんな一見対照的に見えるドリアンとマンゴスチンですが、実は相性抜群の組み合わせなんです。
ドリアンは食べると体が熱くなる特徴を持つ果物で「食べると強力なエネルギー源にもなる」と言われるほどに効果が現れます。食べすぎると熱を出すことさえあります。
反対にマンゴスチンは体を冷やす効果のある果物です。
それで、ドリアンを食べた後でマンゴスチンを食べると熱くなった体をクールダウンさせる効果があります。
ローカルはドリアンを食べる時、大抵マンゴスチンも一緒に食べ、体が熱くなりすぎないように注意しています。ちょうど同じ時期に出回るので、お店で一緒に購入することができますし好都合です。
マンゴスチンが果物のクイーンと言われるのは、ドリアンとの相性が良く、ドリアンを補う役目をしているからです。
ローカルの知恵って面白い!
マレーシアにいると日本ではあまり見かけることのできない南国の果物を食べることができて面白いです。
そして、その果物の食べ方には、所々ローカルの知恵が散りばめられていることがあり、とても興味深く感じます。美味しい果物をどうやって健康を維持しながら食べることができるのか、ローカルはよく熟知しているのでとても勉強になります。
yazu
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