セカンドライフのための国じゃない!? 移住先No.1の国マレーシア
旅行先として、また移住先として、マレーシアの認知度は近年どんどん上がっています。
10年以上に渡って、マレーシアは日本人が移住したい国No.1の国として認識されていますが、徐々にその中身は変わりつつあります。
ちょっと前までは、エセ日本食しかなかったのにあっという間にちゃんとした日本食(と言うかレベルが高いものも多々!)が増えましたし、例えばGrabアプリなどにより移動手段も整ってきました。
現在のマレーシアは”仕事で行かされる国”ではなく、”自ら行きたい国”に変貌しています。
その中で、元々はマレーシア=リタイア層が行く国。また、ある程度余裕がある年輩の方々が行く国。というイメージが先行していた中で、その様相は最近大きく変わってきました。
今回の記事では、いかにセカンドライフのための移住先として考えれていたマレーシアという国の認識が変わってきているかについてお話していきます。
先に結論の一部を述べるならば、若い層。つまり20代や30代も、敢えてマレーシアに移住する人が増えてきているのが現状でなぜそのような現象が起きているのか、改めて考察してみます。
日本の若者の移住が進むマレーシア
耳にしたマレーシアジョーク
先日ある日本人駐在員がこのように話していました。
マレーシアの駐在は、治安も良いし人気も高いし、危険地手当てが出ないから他のアジアの国で仕事をする場合よりも手取りが少ない。
ただ、実際良く考えてみると、危険地手当てが本当に必要なのは日本で働いている人達だ。
ギスギスしてないマレーシア
この話を聞いた時に、なるほど!!!と思ってしまいました。
確かに、私が日本に滞在しているときに何かとギスギス感を感じます。
明らかに相手が見てなのにぶつかってきて舌打ちされたり、コンビニのレジで頑張ってる外国から来てるスタッフにごちゃごちゃ言ったり、ベビーカー押して歩いているだけで嫌がられるとか、余裕がないというか、ギスギスしてますよね。
日本に行くことは好きですが、私個人としてはやはり住む気にはなれません。特に東京は。
額面だけの手取りを見ると、東京とクアラルンプールを比較すると一般的には東京で受け取る給与のほうが全然高いのは事実でしょうが、物価がそれほど高くないマレーシアで、バランスの取れた生活を送ろうとする若者層が今増えています。
若者層がマレーシアで何をしてるのか?
日本人が日本に住んでいる場合、極論何もしていなくても日本から出されるということはありませんが、マレーシアにいるということは仕事しているということが前提になります。
長期で旅行で来ているという方々ももちろんいますが、最近ではちょっとずつ増えつつある20代・30代の駐在員に加え、マレーシアで就職・転職しようという人達がどんどん増えています。
仕事内容
実際就職活動をしてみると、タイミングや自分の経歴に左右されることもありますが、幅広い分野の仕事があります。
不動産関係や、秘書業務、商社の営業、レストラン等の店舗責任者やコールセンター・カスタマーサポートなど勤め先の種類としては意外と多く求人が出ていたりします。
私個人の日本人の20代・30代の交友関係にある人達の職種を改めて考えてみると、様々な業界の営業職、秘書・総務職、コールセンター・カスタマーサポート、店舗・オフィス責任者、辺りが多い気がします。
マレーシアで仕事をする期間
実際にマレーシアで就職してみよう!と決めて来られた人達の感覚を聞いてみると、2,3年くらいかな?と思ってこられている人が多い気がします。
1年でもう嫌なら帰ればいいや!と思って来てみたら、帰る気がどんどんなくなっている人達もいたりします笑
だらけてそうなってるのではなく、話を聞いてみると、仕事内容・量と生活のバランス、また仕事中と私生活中の精神的な自由度の高さを良い点として挙げている人が多い気がします。
ファーストライフからの国マレーシア
ファーストライフと言う言葉があるのかはわかりませんが、定年後・退職後をセカンドライフと言うならば、現役の人生をファーストライフと言って良いのかなと。
元々は、50代から70代の方が、その温暖な気候や物価の低さなどを考慮しマレーシアに積極的に移住をしてきていましたが、もはやそれは年輩の方々だけに言える現象ではありません。
新卒でもマレーシアに来たり(これは業界による)、ということはまれではなくなってきていますし、30歳前後のご夫婦で共にマレーシアに移住&転職、というようなご家族も増えてきています。
英語があまり出来なくでもできる仕事があったり、キャリアアップを目指す前提での仕事があったりと、色々なモチベーションを受け入れられる環境がマレーシアにはあります。
個人的な一番の推しポイントは、マレーシアという社会が女性と子供に優しいという点です。このことは、出産後の女性の多くが感じているかと思います。
子供が大声で泣いていても、誰も嫌な反応をしませんし、レストランなどにいても、子供は駄目!とはなりません。
また、出産後も働きたいという女性も少なくないかと思いますが、それがマレーシアではいたって普通なことで、一経済人としてのスキルを保ち・伸ばし続けることもできます。
ボンビーガールなどの番組で、ひたすらパラダイスな国のような印象が広がっているので、実際住んでみるとそのようにいかないことも出てくるかと思います。
ただ、10年マレーシアに住んでいる私個人の考えとしては、精神的により豊かに暮らせる国の一つがマレーシアなのではないかと思っております。
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