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インタビュー

特集

人材紹介サポートを初めて もうすぐ20年!! 桜リクルート社に聞く マレーシア就職情報

プロフィール

KISHIMOTO(27)
桜リクルート社に2017年に入社
営業担当

桜リクルート社 人材紹介事業・ビジネスコンサルティング事業
マレーシアの人材紹介会社として16年の実績を誇る日系会社

今回は、マレーシアで多くの日本人の就職・転職サポートを昔からされてきた桜リクルート社の岸本さんにインタビューをしてきました!

現在でも多くの人が日本からマレーシアに渡って転職するという流れは続いており、現地の人材紹介会社の観点から見た、マレーシアの推しポイントや、注意してほしいことをお聞きしてきました。桜リクルート社は人材紹介事業・ビジネスコンサルティング事業を展開されてる会社さんで、マレーシアの人材紹介会社として16年の実績があります。

近々「幸せ!ボンビーガール」のマレーシア版が再度放送されるという噂を聞き、人材紹介会社・業界のプロの人達がボンビーガールの番組をどう思っているのかという点は、マイアジも気になっていたのでその点もお伺いしてきました!

マイアジ編集部;
今日はもうお仕事終わっている時間だと思いますが、インタビューにお時間割いてもらってありがとうございます。よろしくお願いします!

桜リクルート社 KISHIMOTO;
いえいえ、お気になさらず。どうぞよろしくお願いいたします!

マイアジ編集部;
なるべく時間かけないようにしますのでよろしくお願いします!笑

岸本さん個人のお話も少しお伺いしつつ、本題の人材紹介業の観点からみた日本人のマレーシア就職・転職、またボンビーガールの番組を見てどう思うか、また、どのような影響があるのか、などに移っていければと思います。まず、岸本さん自身がマレーシアに来た背景を教えて頂けますか?

岸本さん自身がマレーシアに来た背景を教えて下さい。

桜リクルート社 KISHIMOTO;
2017年の後半からマレーシアでお仕事をさせてもらっています。

日本側で研修も受けたことはありましたが、日本国内での勤務経験はそれほどなく、実はほぼ新卒でマレーシアで働いているような状態です。

個人的な一つの目標として“海外で働く”ということができる会社を前提に当時は就職活動をしていました。

旅行や留学での海外経験はあったのですが、海外での就労経験が無かったからこそ、“海外で働く”ことへのこだわりが自分の中ではあったかもしれません。

そういう思いで就職活動をした結果、現在は27歳となり、マレーシアで人材紹介のサポートをする会社で営業をさせて頂いております。

マイアジ編集部;
桜リクルート社は日系の人材紹介会社ですよね。日本人の方はどれくらいいらっしゃるんですか?

桜リクルート社 KISHIMOTO;
現在は日本人5名、現地のスタッフ6名の計11名で人材紹介のサポートをしています。

マイアジ編集部;
ありがとうございます。全然関係ないんですが、岸本さんめちゃくちゃまじめキャラですね!笑

桜リクルート社 KISHIMOTO;
会社を代表してインタビューを受けるというトーンですのでどうしてもまじめになってしまいます笑

マイアジ編集部;
それもそうですね!ちゃちゃ入れてすみません!

お仕事をしている時間以外のプライベートは何されているんですか?

桜リクルート社 KISHIMOTO;
掃除、、、ですかね?笑

マイアジ編集部;
掃除ですか!!!!!

桜リクルート社 KISHIMOTO;
はい笑

あとは、皆さんのように、友人と飲みに出かけたり、というようなことが多いですね。

マイアジ編集部;
なるほどです、ありがとうございます!笑

後、岸本さんが考える、マレーシアっていいなぁ、と思うタイミング・状況を教えてもらえますか?

マレーシアっていいなぁ、と思うタイミング・状況を教えてもらえますか?

桜リクルート社 KISHIMOTO;
やっぱり気候ですかね。私本当に寒いのが苦手で・・・。

なので、マレーシアの気候・環境は自分にとってとても良いと思っています。朝や夜も、適度に涼しくなって気持ち良いですし、いいなぁって思いますよね。

後はやはりマレーシア人の寛容性と言うか、ミスを過度に気にしない性格がとても好きです。

日本だとの場合、”こうあるべき”、や、”こうしなければならない”など、社会的なプレッシャーがあると思います。

これが過度になると息苦しくなってきますが、マレーシアは良く言えば寛容、悪く言えばテキトーという感じで、ミスに寛容ですし、ある程度個人の自由なあり方が尊重されている国だと思っています。

マレーシアでの転職・就職について

マイアジ編集部;
ありがとうございます!ここから少しずつ人材業界、マレーシアでの転職・就職の話題についても触れていければと思います。

人材紹介会社として様々な形でマレーシアで就職活動をされている方々のサポートをされておりますが、動機はどのようなものが多いのでしょうか?

桜リクルート社 KISHIMOTO;
動機ですね。実はかなりバラバラな感覚を受けます。

短期の旅行や留学でマレーシアに初めてきて、その時の印象が良くて住んでみたい!となる方がいたり。

また、先ほど私が挙げたように、温暖な気候という点、また、自然災害が少ないから、という点を挙げられる方がいたり、アジアの中でも治安が良いという点。

英語が共通言語であるにもかかわらず、ものすごい英語が得意でなくてもどうにかなる点が挙げられると思います。

海外に住んでみたい、と思う方・思ったことがある方は、旅行や留学、出張などで色々な国を見たことがある方も少なくなく、大事なポイントを総合的に見てマレーシアが良いという結論に至っていることもあると考えています。

マレーシアで就職を考えている、また、実際に当地に日本からこられている男性女性の比率を教えて下さい。

マイアジ編集部;
マレーシアで就職を考えている、また、実際に当地に日本からこられている男性女性の比率を教えて下さい。

桜リクルート社 KISHIMOTO;
実際就職をマレーシアでされているのは女性の方が多くて、かと言って割合に大きな差があるかっていうとそうでもなく、大体ですが、女性6:男性4の割合だと思います。

桜リクルート社は10年以上前から当地でサポートしてきているので分かるんですが、前は女性7:男性3だったんです。

これは弊社の推測ですが、前ほど転職=超おおごと、という認識ではなくなったからだと考えています。

極端な言い方をすれば、転職はしても至って当たり前という認識も出てきているので、女性だけでなく男性も転職がしやすい社会認識が広がってきているのではないでしょうか。

マレーシア就職を考えられる1番多い年齢層は?年齢の下限上限についても教えて下さい。

マイアジ編集部
ありがとうございます。年齢に関しても教えてもらえますか?

どのあたりの年齢がマレーシア就職多いのか、や、年齢の下限上限についても教えて下さい。

桜リクルート社 KISHIMOTO;
年下についていえば、大学生でも登録をしてくる方々もいますね。なので20前後の方々。年上についていえば、スキルと求めらえるものが合えば、50-60歳くらいの場合もあります。

一番多いのは20代後半から40代前半になるでしょうか。

昔は20代後半からでないと就労ビザがおりなかったのに比べ、いまでは業種にもよりますが、新卒でもマレーシアで仕事をされている方々もおりますので、マレーシアでの海外就職が前よりもしやすくなっています。

マイアジ編集部;
確かに20代の方々を前より多くクアラルンプールで見るようになりましたね。

海外で仕事をする=しっかりと就労許可を得るという意味合いになるので、そこがきちんとクリアになる環境になったのは良いことですね!

改めて、桜リクルート社から見た、マレーシアで仕事をすること、生活をすることの魅力を教えて下さい。

マレーシア就職の魅力とは?

桜リクルート社 KISHIMOTO;
マレーシアの魅力については、私自身やマレーシアに長く住んでいる社内の者などで一度話したことがありました。

・英語が話せる人の多い国にも関わらずこちらの英語が完璧じゃなくても良い点

・生活水準が上がってきているので、お金を過度に掛けなくても清潔面や治安面などで満足のいく生活がしやすい点

・マレーシアの社会環境を受けてか、他の国と比べると、日本人間の関係性がピリピリしていない点

・本当は海外で働くならイギリスやシンガポールなどの英語圏・先進国が良い、という人もいると思いますが、もし個人の経験が足りなかった場合には、マレーシアで力を付けてた後、改めて挑戦できるというステップの位置付けにもなり得る点

などが挙げられると思います!!

マイアジ編集部;
ありがとうございます!マレーシアでの就職・転職に関して日本の番組、例えば「幸せ!ボンビーガール!」などで紹介されることがありますが、番組内容をどう考えておられますか?

マレーシアでの就職・転職に関して「幸せ!ボンビーガール!」などで紹介されるマレーシアについて

桜リクルート社 KISHIMOTO;
まず、影響力は凄いありますね。放送直後から求人登録をされる方が急増します。

マレーシアの良さが伝わると感じていますが、同時に誇張されすぎてしまっている点も見受けられます。

番組だけから情報を取得せず、自分でできる限りのリサーチをすることも大事かなと思います。

実際に番組が視聴者に対してモチベーションを与えて、結果的にマレーシアで就職した、と言った例も少なくないかもしれません。

マイアジ編集部;
ありがとうございます。マレーシアにいる方々も結構チェックしてたりしますよね笑

私もマレーシアに関する番組はほぼ全てチェックしています。マレーシアにいるのに、マレーシアっていいなぁって思いますね笑

反対にマレーシアのいわゆる難しさのようなことも教えてもらえますか?

桜リクルート社 KISHIMOTO;
まず、一般的には就労ビザのための求められる条件として、だれも絶対取得できるという訳ではありません。一定量の学歴や社会人経験が通常は必要とされます。

業界によっては、例えば、カスタマーサポート業務などは、その点は緩和されていますので、その点は我々のような会社のコンサルタントとしっかり確認してもらう形になります。

また、英語ができなくてもできる仕事があったりはするが、生活英語を使う場面はあるので、英語を勉強したいというモチベーションは多少必要なんじゃないか?と私個人としては思っています。

どうしても、家のこととか、何か大事なもの・サービスを買う時とか、やはり英語を100%避けられるかといえばそうではないですよね。

ただ、おっしゃられる通り、今言葉ができなくても門戸は広く開いているので、マレーシアで語学も頑張っていこうというモチベーションがより大事なのかもしれませんね。

マイアジ編集部;
キャリアの観点でマレーシアをどう見るかも教えて下さい。

桜リクルート社 KISHIMOTO;
求められている答えからそれてしまっていたら申し訳ありませんが、基本的には国がどうのこうのというよりも、行った先で何をしたかが問われると思います。

短期で海外に出て、それがマレーシアにしろどの国にしろ、1年で帰ってしまってこういう経験を積んだ!と言える状態でなければキャリアアップには繋がらないかもしれません。

実際、学歴に本人にコンプレックスがあってもキャリアを積んでいくような方もいたりしますし、なんとなくまずは1年で来てみる、というのが悪いとも思いません。

つまるところ、やはり自分次第でマレーシアの経験がどう生きるかは変わるのかなと考えています。

マイアジ編集部;
すみません、あと2,3個質問させて下さい!

桜リクルート社 KISHIMOTO;
用事までにはあと30分くらい余裕あるので大丈夫ですよ!

ありがとうございます!

マイアジ編集部;
最新の求人案件の例を一つお伺いできますか?

マレーシア最新の求人案件の例を一つお伺いできますか?

桜リクルート社 KISHIMOTO;
そうですね、あるカスタマーサポートの求人で日本人を多数募集しているところがあります。

カスタマーサポートやコールセンターはビザの取得が早く完了するため、現状多くの日本人が従事しています。

語学やキャリアなどそれぞれがそれぞれのモチベーションでマレーシアで仕事を探されると思いますが、とりあえずマレーシアで働いてみたい!という方々には合うかもしれません。

マイアジ編集部;
そのような求人案件って、仮にじゃあ私が今求職者として桜リクルート社にお願いしたら、どれぐらいの時間がかかるものなんでしょうか?

桜リクルート社 KISHIMOTO;
一般的には、登録いただいてから3カ月か4カ月が目途になります。就職活動に1,2カ月、そこから種々の準備に1,2カ月という流れになるのかなと。

ただ、時々あまりの早さで進んでしまって、登録後すぐ内定が出されたという例もあったりします。これは多少イレギュラーなケースですが!

マイアジ編集部;
最後になりますが、せっかくなので桜リクルート社の強みを教えて下さい!

桜リクルート社 KISHIMOTO;
強み、という表現がハマるかはわかりませんが、弊社として気を付けていることとして、より良いマッチングを目指しているという点です。

企業側からの情報と求職者側からの情報、それぞれを双方からしっかり聞き出して、マッチングの精度を上げられるよう努力しています。

就労ビザ取得が可能な状況か、どのような仕事環境か、残業のあるなし、など、聞きづらいことも含まて聞いて、求職者にフェアに選んでもらうための情報提供を目指しています。

マイアジ編集部;
ありがとうございます!最後と言いましたが、すみませんもう一つ。岸本さんからマレーシアで就職することを検討されている方々に一言お願いできればと思います。

マレーシアで就職することを検討されている方々に一言

桜リクルート社 KISHIMOTO;
はい!もしマレーシアで意欲的に仕事を探したいという状況であれば、日本語の履歴書、英語の履歴書、日本語の職歴所が必要になります。

人事の部署がマレーシア人という場合も多々ありますし、この辺はしっかり準備してもらえた方が我々コンサルタントもすぐに動けますし、きちんと準備してくれた方がやはり企業側に自信をもって推薦できます。

なので、登録に合わせて、インターネット上の情報を参考に準備を進めるのをおすすめいたします!

初めて海外で働く人にとっても、マレーシアは受け皿として優秀な国だと思っています。諸々のタイミング次第ということもありますが、基本的には、自身のやる気があれば十分チャンスがある国だと思っています!!

私自身も就職のサポートをしている一人ですので、ご縁があれば一生懸命サポートさせていただきます!